遊微々 さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
ねだるな勝ち取れ、さすれば与えられん
ボンズが製作した2000年代を代表する名作。
エウレカ→ギアス→グレンラガンとこの作品を皮切りに2000年代は素晴らしいロボットアニメが生まれた。
話の内容自体はSF作品らしくやや難解な専門用語も飛び交うので、なかなか理解に苦しむ場面も多いのだが、それ以上に人々の愛と成長を王道展開でしっかり描ききっており、何度涙したか分からない。
特に主人公のレントンとヒロインのエウレカの2人の成長と育まれていく恋模様には何度も胸を熱くされ、数あるアニメ作品のカップルの中でもとりわけ好きな二人である。
ロボットの戦闘シーンの作画も目まぐるしくスピーディにアングルが変わる演出など迫力に富む。
音楽もOP、ED、挿入歌の全てにおいて良曲に恵まれ、特に「DAYS」と「少年ハート」は自分のフェイバリットソングである。
個人的にはチャールズとレイの二人は大好きなキャラクターだっただけに、あの悲惨な展開は胸を締め付けられる思いがあったものの、あの苦い経験がレントンをより成長させる糧になったと思えば納得できる。
そして今作を語る上で何より外せないのがやはり26話の「モーニング・グローリー」と、48話の「バレエ・メカニック」の2話。
正直エウレカはこの26話を見るためのそれまでの25話、48話を見るための47話だと思っているくらい重要なエピソードです。
ボーイミーツガールの極致と呼べるくらいの傑作ですね。
しかしハイエボの影響で若干雲行きが・・・