「海がきこえる(OVA)」

総合得点
68.6
感想・評価
274
棚に入れた
1273
ランキング
1993
★★★★☆ 3.6 (274)
物語
3.7
作画
3.7
声優
3.5
音楽
3.6
キャラ
3.6

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ネタバレ

tomledoru さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

等身大の女子高校生/個人的には好きな作品です。

宮崎駿や高畑勲が全く関わらない初めての作品。

というのも,作風は,現実味を帯びすぎていて
宮崎駿監督の理想とする「女性像」とかけ離れすぎていて
反感を買ったためという。

望月智充監督ら若手のジブリ作品ですが,1993年
に日テレで,午後4時台に放送されたきりで,
長い間,幻の作品といわれていました。
(劇場作品ではありません。)

理由は,ジブリ内で認められていない作品だったことと
未成年の喫煙,ヒロインの飲酒シーンがあることも
あったという。

もちろんVHSとかで見ることはできましたが・・・

2011年の再放送で,「この作品には,
未成年の飲酒・喫煙シーンがありますが,
原作の作品性、原作者の意図を尊重し
オリジナルのまま放送いたします。」
とのテロップが入れられたそうです。

杜崎拓 - 飛田展男
武藤里伽子 - 坂本洋子

の組み合わせはよかったと思います。

里伽子の,したい放題,言いたい放題,わがままぶりは
家庭環境のせいだととらえることもできますが
高校2年生ということで,もうちょっとおとなしく
なれないものかなという印象を持ちました。

現実の女子高生の姿としては,
「耳をすませば」の雫(中3)が,
恵まれた「優等生」だとすると

里伽子は,「問題児」的にも見えたりしますが,
これも普通の女の子の姿なんだろうなあ
と思ったりもします。

この作品はを長い間封印している(た)のは,
もったいないなあ,という印象です。

生々しい青春ものですから,ビンタの一発や二発
あってもよいと思いました。

これからというところで終わっています。
続編があって,これも幻のドラマみたいですが
原作を追ってみるのが,いいのかもしれません。

エンディング曲「海になれたら」歌 坂本洋子
が,けっこう好きでたまに,DVDを見返して
みたいなあという気分になっります。

投稿 : 2020/06/18
閲覧 : 282
サンキュー:

4

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