眠夢 さんの感想・評価
4.7
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
ペンギン可愛い!!
原作既読
本映画は、小説の映像化で私は森見登美彦さんが好きで、さらに予告編で見たペンギンの愛らしさに前売り券まで買って見に行った。残った前売り券は原作の栞にしたい。
原作を読んでからそれほど時間が経っていなかったので、原作と映画の違いを見つけようと思いながらも、楽しんで見ていたけれど、原作に凄く忠実だ。
{netabare} 九割がた合っている。違う部分を上げると
するならば、主人公の『アオヤマ君』の友達『ウチダ君』のエピソートがほとんどない。
例えば、ウチダ君は引っ越してきて、遠くの町に友達がいる。その友達の為に、今回のペンギン騒動で捕まえたペンギンを友達に見せに行く。というエピソードは、ペンギンが餌を食べないので、何を食べるのか水族館へ行くという話に代わっている。 普通に見る分には全く気にならない。おそらく、原作を読んでいなかったらまったく気にしない。エピソードが変わっていたけれど、それで本編に全く影響を及ぼさない物である。{/netabare}
その中で印象的なシーンは冒頭のペンギンがヨチヨチ走っているシーンが可愛い。
これは、原作では決して表現できない、映像作品だからこそできる可愛さなのだと私は思う。アニメ化ならではの表現だ。
キャラの魅力も、伏線も、話しの大筋も、構成は素晴らしく良かった。
文句を言うならやはり、声優……かな……。主人公の声は良かったのだけれど、お姉さん役が……。
アニメ映画のはやりなんだろうけれど、声優陣で固めてほしいと、思う。