「鋼の錬金術師 シャンバラを征く者[ハガレン](アニメ映画)」

総合得点
71.7
感想・評価
574
棚に入れた
3779
ランキング
1258
★★★★☆ 3.9 (574)
物語
3.9
作画
4.0
声優
3.9
音楽
3.8
キャラ
4.0

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ネタバレ

カボチャ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

第一期を見ていない、もしくは苦手な人にはオススメしません

このサイトの感想を読んでいると、まあ第一期を見ていない人の多いこと多いこと。
とは言え私自身も、初めてこの作品を映画館で見た時、第一期の鋼の錬金術師はほとんど見ていなかったんですけどね(笑)
年齢もまだ十代ですらありませんでしたし、ダークな雰囲気が苦手で、本放送中のアニメは見ず、漫画だけ読んで映画を見てしまったのはいい思い出です。

今、作品が完結し、どちらのアニメもしっかりと見られるような年齢になってから言えるのは、この作品の出来は凄まじく良い、ということでしょうか。

中には、ウィンリィとの別れが切な過ぎて嫌いであるとか、結局錬金術世界に戻らないのかよとかという感想も見受けられますが、言っておきましょう。

この作品は錬金術の話ではありません。

「夢」と「現実」の話です。

夢とはアルがエドに出会う夢のことでもありますし、並行世界におけるエドの暮らしのことでもありますし、小栗アルの未来のことでもあります。

一方現実は、エドのいない世界のことですし、人種差別のことでもありますし、錬金術を使えずアルにも会えないエドの生活のことでもあります。

それがどちらが夢か現実かわからず悩む、というのが作品の根幹です。
あえて錬金術を見たいのであれば、ミロスでも見れば良いんじゃないでしょうか?
でも、この映画はそうじゃない。
色々終わった後の、原作者は描かない、本当の話が知りたいという夢が現実になったものなのではないでしょうか。

ちなみに見てれば分かると思うのですが、第一期のウィンリィは立ち位置的に嫁ではありません、姉です。
また、元の世界に戻らない理由として、錬金術世界から持ち込まれた兵器の存在を忘れている方が多く、その始末はどうするんじゃい、という気持ちです。
ギャグに期待している方には申し訳ないのですが、第一期にギャグ要素は少ないです。そのあたり映画は忠実かと。
つぎに、アクション映画でもありません。御涙頂戴のアクションは時代劇に任せましょう。
並行世界が一つとは限らないという考え方もあるでしょうが、そんなんいちいちやってたら映画に収まらないでしょ?

以上愚痴、もしくは感想でした。

投稿 : 2018/05/09
閲覧 : 409
サンキュー:

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