空色の猫 さんの感想・評価
3.0
物語 : 1.5
作画 : 4.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 2.0
状態：観終わった
どんどん破綻していく物語。
第一期の後半に見られた悪い傾向がそのまま拡大して垂れ流されてしまった残念な作品。こんなことならインデックス救済（原作第一巻）だけＯＡＤにして終わらせた方が良かったかもしれない。もともとの小説に難があるのでアニメの所為だけではないけれども。
チートキャラ、チートアイテムを次々に出して、そのたびに世界を危機に陥れては、最後の最後に「実はこんな弱点がありました」と後だしジャンケン的なオチを付けることの繰り返しには飽きたし、呆れるばかりになった。
作り込みが甘い新設定を次々投入するものだから、これまでの辛うじて意味を持たせていた物語までも台無し。
登場人物は、つまらない理由で、凄まじい才能や、便利すぎる装置を簡単に使うバカばっかり。権力闘争で牽制し合っているというけど、核攻撃レベルの破壊行為を横行させる連中がパワーバランスを考慮しているなんて言っても、誰も納得しないように思えるのだが。
超能力や魔術を使って人間を救うシリアスな話は、この作品ではもう無理だと思う。適当なこじつけが多くなりすぎて収拾がつかないし、再編集版のはずのアニメでもこのザマだ。
