しんばくん さんの感想・評価

3.9
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.5 状態：観終わった

＜1、2期を観ての感想＞

観始めて気づかされました。
1話目から全く記憶にないキャラクターが登場したので
これはどうやら1期を最後まで観てないようだと。



けれど問題ないのです。
元々1期の記憶は曖昧の状態でしたし
それまでの話が全く思い出せなかったとしても全く問題ないだろうと
そう踏んでの視聴でした。



実際問題ありませんでした。
基本的に1期と同じ1話につき3つのエピソードから成り立ち
各エピソードでは奇妙もとい愉快なキャラクター達によって
イカ娘と面白エピソードを繰り広げる本作。
同一回の次のエピソードへ引き続く場合もあるが
基本的に次回へ続くことはありません。



そしてもう一つ。
本作は“サザエさん時空”によって描かれています。
サザエさん時空って視聴者に易しいのです。
千鶴は怒らせると怖いとか
早苗は鬱陶しいとか
キャラクターの基本設定を忘れることは無いのですが
それまでの出来事は基本的にネタとして登場しません。
それゆえ何処から観ても違和感なく楽しめてしまう
素晴らしい技法な訳です。
私はこのような方法で描かれていると知っていたので
忘れていても問題ないと踏んだわけです。

…

とは言ってみるものの
やはりシンディーやMITの3バカ
それから清美は記憶に無く
出会い方が気になって仕方なかったので
2期を観終えてからしっかり1期の未視聴回も観ました(笑)
1期にサブタイトル付けるなら
「受難じゃなイカ!?出会い編」といったところでしょうか。
私としては2期よりも笑えるエピソードが多かったです。
特に
南風のおっさん初登場の話は笑わされましたｗ
偽イカ娘の被り物に備わってる
顔の穴という穴から調味料が出る機能。
人を笑わせるには秀逸な機能だと思いますｗ



さて
2期の感想ですが
楽しめました。
2期はシンディーとたけるの英会話教室のエピソードが印象に残ってます。
英語と日本語が変にかみ合ってシンディーを帰してしまうオチなのですが
コレは作者さん凄いなと思いました。
私は日本語以外に英語も苦手なので
英語に馴染んでいなければ書けない話なのかなと思いました。



それ以外では
イカ娘の腕輪に体重の調節機能が判明する話とか
MITの3バカが高性能のエアコンを作ったは良いが
コントロールを失って機械が暴走する話などは覚えています。
あとは南風のおっさんの家に招待される話とか。
(おっさんのぶっきらぼうキャラは反則ｗ)
ですが
これらの馬鹿馬鹿しいエピソードの数々を観た割りに
あまり覚えていなかったり。
早苗に関してはいつもぶっ飛ばされているせいで
一つ一つのエピソードがぼやけてしまう。
それに
「コレで終わりか！」と思わずツッコミを入れてしまうこともしばしば。
もしかしたらツボに入らない部分が多かったからあまり覚えてないのかも。



それでも結構楽しんでたけどね！



他に覚えている話は
ミニイカ娘の話や
最終話の栄子と喧嘩する話など
ギャグを描かない温かい話。
イカ娘は居候キャラですが
いつの間にかかけがえのない相沢家の一員となっていた
というラスト。
良かったと思います。
一番寂しがっていたのが栄子というのも良かったですね。



因みに1期と2期のラストに登場するイカ娘にそっとアドバイスをする少女
私は正体を見抜けませんでしたが
Wikipediaによれば
イカ娘と同じく海から来た娘なのでは？　とのことです。
また
帽子から察するにタコかもしれない
ということらしいです。
もし3期を放送するならば
是非とも「タコ娘」もレギュラーメンバーとして登場させて欲しいと
その様に思いました。
(早苗がタコ娘に浮気してしまって、そんな自分に罪悪を感じている姿が目に浮かびますｗ)






●最後に

面白かったなー。
それから深夜放送だった事に感謝です。
多分ゴールデンタイムの放送だったら観なかったかもしれない。
ですが観終えて感じたことがあります。
深夜ではなく、寧ろゴールデンタイムで真価を発揮する作品じゃないかと。
私は感謝していますが、作品(作者?)にとって少し不遇かなと思いました。