「SHIROBAKO(TVアニメ動画)」

総合得点
91.4
感想・評価
3719
棚に入れた
15371
ランキング
32
★★★★★ 4.2 (3719)
物語
4.3
作画
4.2
声優
4.1
音楽
3.9
キャラ
4.2

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ネタバレ

小歌 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

「アニメ」に対する愛と熱量がスゴイ

 ■第1~10話■
{netabare}第1話 明日に向かって、えくそだすっ!
 {netabare} 武蔵野アニメーション(通称ムサニ)で制作進行を務める宮森あおい。ムサニは7年ぶりに元請けとして、1クールアニメ『えくそだすっ!』を絶賛制作中なのであった。人物多いうえに業界用語てんこもりで、話についてくのがちょっと大変だったけど面白かった。作画の仕事って在宅でやる人もいるのかー。 {/netabare}

第2話 あるぴんはいます!
 {netabare} 『えくそだすっ!』の登場人物・あるぴんのキャラ設定を巡り、監督や演出、作画監督などでスタッフ会議をする。演出担当の山田さんが作画崩壊回のトラウマ持ってる話聞いた時、ついREBORN!の五話寺のことが思い浮かんで苦笑。キャラの設定を掘り下げて皆で語り合う様子がアツくて楽しかった。 {/netabare}

第3話 総集編はもういやだ
 {netabare} あおいが担当するのは4話と9話。しかしあるぴんの作画変更の件もあり、すでに4話の制作進捗はカツカツの状況。それにさらに追い打ちをかけるようにトラブルが重なり…。プロフェッショナルな人達の見事なチームワークに拍手。自分は物事にあんなテキパキと柔軟に対応できないから、本当尊敬する。 {/netabare}

第4話 私ゃ失敗こいちまってさ
 {netabare} あおいの高校時代のアニメ同好会メンバーで飲み会。ムサニで原画を務める絵麻、声優の卵のしずか、3DCG制作の美沙、大学生で脚本家志望のみどり。みんな夢を夢で終わらせず、地道に頑張ってるんだなー。あと全員可愛い。逆に白箱の男性陣でイケメンなのは、制作の落合さんと作監の遠藤さんくらい… {/netabare}

第5話 人のせいにしているようなヤツは辞めちまえ!
 {netabare} 高梨が制作進行担当の8話だが、爆破シーンを手描きか3Dのどちらでやるのかスタッフ間で疎通がとれていない状態に。作画担当の遠藤は8話作監を降りると言い出し、あおいが担当する9話にも影響が及んできて…。手描きアニメーターの葛藤が垣間見れた。高梨は報告連絡相談の全てが出来なさすぎだー。 {/netabare}

第6話 イデポン宮森 発動篇
 {netabare} アニメーターを目指したキッカケの作品『伝説巨大ロボット イデポン』の展示会で3D担当の下柳と意気投合して初心を思い出し、遠藤は作監に復帰。最終話の絵コンテに躓いていた監督の作業もやっと進みだす。イデポンはただのロボットアニメにあらず、人間達の群像劇だ!と語る遠藤さんたち、アツい。 {/netabare}

第7話 ネコでリテイク
 {netabare} 落合がムサニから大手のカナンスタジオに移るため、最終話の進行をあおいが引き継ぐことに。一方、絵麻は描くスピードを上げることに囚われるあまり作画が雑になり、作監の瀬川からリテイクを食らう。「早く描くには上手くなる、上手く描くにはいっぱい描く、いっぱい描くには早く描く」…耳が痛い。 {/netabare}

第8話 責めてるんじゃないからね
 {netabare} 未熟さに思い悩んでいた絵麻だったが、先輩アニメーターである杉江や井口の気遣いと助言のおかげでスランプを脱する。一方のあおいは、自分の将来の夢や最終目標について考え始める。アニメ業界内でのキャリアアップ話は興味深かった。てか落合さんはこのままフェードアウトしてしまうのでしょうか。 {/netabare}

第9話 何を伝えたかったんだと思う?
 {netabare} CG制作会社に就職して半年以上、車のタイヤホイールしか作っていない現状に悩む美沙。一方のムサニでは『えくそだすっ!』の最終話絵コンテの作業がとうとう煮詰まり、さらに新作アニメの製作受注の営業も始まっていた。キャラたちの悩みや葛藤にどれも共感しまくり。あと最近ナベPが気になってる。 {/netabare}

第10話 あと一杯だけね
 {netabare} ストーリーのある作品に携わりたい思いが強い美沙は、今のCG会社に辞表を出す。さらにムサニの制作デスク・本田も、夢であったケーキ屋さんに転職するため退社することが明らかに。退職やら転職やら、リアルな人の動きだなー。音響効果のお仕事パートは興味深かった。ちょっとEテレっぽかった。 {/netabare}{/netabare}

 ■第11~20話■
{netabare}第11話 原画売りの少女
 {netabare} 最終話の原画マン探しに就活生の面接と、忙しく動き回るあおい。採用面接のシーンはこっちの胃までキリッとなりました…。落合さんがちょっとだけ再登場したり、ナベPの出番が多かったりで嬉しい。矢野さんが父一人子一人なのを知った山田さんが「なんですかその小津設定」って返したのに少し笑った。 {/netabare}

第12話 えくそだす・クリスマス
 {netabare} 大物アニメーター菅野の助言で、あおいは最終回の馬の大群シーンをベテラン原画マンの杉江に依頼。杉江が長年培ってきた経験とスキルにより、ムサニのアニメーターたちの作業にも良い相乗効果が生まれる。そうしてついに完成した最終回の白箱をあおいは受け取る。杉江さん無双、カッコ良かったです。 {/netabare}

第13話 好きな雲って何ですか?
 {netabare} 人気漫画『第三少女飛行隊』(通称サンジョ)のアニメを手掛けることになったムサニ。本田は退職し矢野も休職中ということで、あおいがデスクに抜擢される。あおちゃん社会人2年目なのに凄いなー。ナベPに叱られるシーンはちょっとドキドキしました。あと“俺たたエンド”って略し方を初めて知った。 {/netabare}

第14話 仁義なきオーディション会議!
 {netabare} サンジョのメインキャスト決定会議の巻。子安さんのイベントプロデューサー役に爆笑。おっぱいと尻に対する熱意パないす。新キャラで制作進行・平岡が登場したけど、落合さんの方が好みだな…。そしてみどりが設定制作としてムサニでバイトすることに。登場増えるのかな。りーちゃん好きだから嬉しい。 {/netabare}

第15話 こんな絵でいいんですか?
 {netabare} 中途の佐藤沙羅と新卒の安藤つばきが制作進行の仲間入りをしたムサニでは、サンジョの制作に向けて打ち合わせが続く。アニメを作る前段階の作業の流れを知るお勉強回。監督って本当全ての工程の指針を決めるんだなー。前クールでは絵コンテに悩む姿しか見てなかったから…木下監督の株が上がりました。 {/netabare}

第16話 ちゃぶだい返し
 {netabare} サンジョの原作者・野亀からキャラデザのリテイクを要求され、原画の作業を止めざるを得なくなったムサニ。初めてキャラデザを担当する井口は、具体性を欠く注文に応えようと四苦八苦する。ゴスロリ様こと小笠原さんに叱られるナベPの姿が新鮮だった。3D制作班にイケメンが多いのも目敏くチェック。 {/netabare}

第17話 私どこにいるんでしょうか…
 {netabare} 2週間以内にプロモーションビデオの納品を迫られたムサニ。突発的なスケジュール変更に新人制作進行の2人は悪戦苦闘する。お仕事パートは観てるこっちまでハラハラ胃が痛くなるー…。あおちゃんとりーちゃんのきめ細やかな気配りは本当見習いたい。ずかちゃんの声優武者修行も報われてほしいなぁ。 {/netabare}

第18話 俺をはめやがったな!
 {netabare} サンジョのアフレコがスタート。廃墟の背景美術も有名背景画家の大倉に引き受けてもらえ、制作順調…と思いきや、グロス請け先の演出が降りるなどトラブル続出。パニックになりかけるデスク宮森の前に現れたのは、休職していた矢野だった。万策尽きてなかったー!音監の稲浪さんが地味に好きです。 {/netabare}

第19話 釣れますか?
 {netabare} 宮森の相談役にはじまり、代わりの演出家探しやグロス請け先へのヘルプなど、復帰した矢野が早速大活躍。宮森は社長に連れられてムサニの前身ともいえる武蔵野動画の旧社屋を訪れる。当時のセル画などに触れ、昔に負けない名作を作ろうと決意を新たにする。矢野さんさすが。世界名作劇場観たくなった。 {/netabare}

第20話 がんばりマスタング!
 {netabare} りーちゃん、ライター武者修行中。今回出番多くて嬉しかったー。師匠の舞茸さんにも目をかけてもらってるみたいだし、ますますの活躍に期待。あと平岡と円さんの乱闘にはビックリした。平岡はりーちゃんにも突っかかってきたし何だコイツ~と思ったけど、今回キッカケにちょっとカドがとれたらいいな。 {/netabare}{/netabare}

 ■第21~最終話■
{netabare}第21話 クオリティを人質にすんな
 {netabare} 平岡に対して作監や演出からクレームが相次ぎ、悩むあおい。彼と専門学校で同期だった矢野たちから当時の様子を聞き、平岡にはクリエイター陣との溝を埋めてほしいと考える。美沙は芽が出始めた一方、ずかちゃんは…。期待していた落合さんの出番は一瞬すぎたけど、ナベPの出番は多かったからいいや。 {/netabare}

第22話 ノアは下着です。
 {netabare} 信用や人間関係にも気を配りながら仕事を進めるデスク宮森。絵麻は作監補佐を務めることになり、みどりも美沙も順調に経験値アップしていく中、しずかは…。一方のムサニも、最終話アフレコ終了直後に恐怖の連絡が…。あ~面白い。久乃木ちゃんの作打ちシーンに笑った。「これはっ下着っですかぁっ」。 {/netabare}

第23話 続・ちゃぶだい返し
 {netabare} 野亀から最終話シナリオの作り直しを求められたムサニ。木下は野亀と直接対面してサンジョと主人公アリアの終着点について意見を交わし、両者納得のラストを練り上げる。そこで新たに誕生した新キャラの声優に急遽抜擢されたのは…。やっとずかちゃんが報われたー!そりゃあおちゃんも号泣するよ。 {/netabare}

第24話(最終話) 遠すぎた納品
 {netabare} 最終話の再編集作業をプロフェッショナルなチーム力でもって見事乗り切り、納品に漕ぎつけたアニメーターとスタッフたち。打ち上げに集まったあおいたちアニメ同好会メンバーは、これからもアニメを作り続けることを改めて誓い合う。最後まで面白かった!こんな熱量のある作品を観れて幸せでした。 {/netabare}{/netabare}

投稿 : 2015/10/04
閲覧 : 345
サンキュー:

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